イデンシエイガ(1)

2014.07.12 23:40|読書
どもです、くぼりょです。

気になっていた映画を観るために立誠シネマに行ってきました。
rissei.jpg
立誠シネマは京都・木屋町通りにある
元・立誠小学校の中にあるミニシアターです。
なんでもここは昔、日本で初めて映画が上映された場所だとか。
映画もよかったけど、なにより元・小学校の空間が大好きなので
校内に入るだけでテンションあがって内心うきうきしていた私

さてさてそんなこともあり。
今回はイデンシマンガならぬイデンシエイガについて書きます。
 
ありがたくもマメに
このブログをチェックしてくださっている方は
「あれ?」と思われるかもしれませんね。
 
というのもこのネタ、
イデンシマンガとしてアップしながら消しちゃったものなのです

本来は漫画が先に出ているのですが、私にとってこの作品は
漫画よりも先に劇場版アニメーションで知ったので
ならば「マンガ」というより「映画」で書くべきだろうと思ったのでした。
 
私、レトロな建物とか建造物跡とか大好きです。
  
で、
なんでそういうものがすきなんだろう。
先日それをうんうん考えてみたのですが
理由の一端は松本克洋の「AKIRA」のような気がするのです。
それも劇場版アニメーション「AKIRA」の。

ごちゃごちゃしていて生々しくて、
なのに全く嫌な感じがしなくて
なぜかわからないけれど気になって気になって
ぐいぐいぐいぐい引き込まれていくあの世界観は
今まで読んできた漫画やアニメの中にはなかったもので
まずとにかく驚かされました。

近未来の話なのになぜか懐かしくて
登場人物や設定にも不思議とリアリティがあって
それが動いて、音と声が入って。

登場人物の魅力は勿論ですが、 
煌びやかな表通りと裏路地の描き方
たくさんの機械や配管の圧迫感
子ども部屋やぬいぐるみの存在感
ひと気のない建物内の空気感
 
「とにかくすごいなあ。どきどきするなあ」
そう思いながら観ていました。
 
映画館で観て
(ひょっとしたら2回観に行って)
ビデオで何度も借りて
テレビで放送されたらそれも観て。

「AKIRA」は今でも観かえすことがあります。
やっぱり今でも面白く感じるし
昔は見過ごしていたシーンに目をとめたり
昔はわからなかった登場人物の心情に気付いたり
何度観てもすごいなあと思えます。
 
人が毎日行き交う生きた建物も
これからどんどん作られている過程を日々見られる建物も
今はもう使われずゆっくりと朽ちていく建物も
雑多で錆びついた工場群も
うねうねとのびる汚れた配管も下水道も
よくわからない理由で閉じられたヒトケのない荒れた屋上も
「リノベーション」された古民家も
かろうじて残っていた筈がある日突然光を当てられた旧跡も
過剰なゴシックも
つくられたモダンも
なぜだかふと足を止め、見入ってしまうことがあります。

そこには確かに
かつてたくさんの人やモノや想いが行き交って
床に壁に通路に回路に隙間に埃のように積もっていて
たとえ今はもう使われない動かないものでも
ちゃんとそこにあったいろんなものの記憶がみえるようで

それがとても愛おしいと思えるのです。
そんな記憶が垣間見られたようで嬉しいのです。



余談ですが
当時一緒に「AKIRA」を観に行った友人は
あの芸能山城組の音楽にハマり、サウンドトラックCDをさっそく購入。
しばらくエンドレスでそのCDをかけ続けて親に心配されたそうです。
確かに四六時中、娘の部屋から大音量で
アレがきこえてきたら…そりゃあ驚きますわなあ
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プロフィール

窪田涼子(くぼたりょうこ)

Author:窪田涼子(くぼたりょうこ)
ナレーター・司会などをしています。
本と文字を読むのが好きです。
至らぬアレですが、
どうぞよろしくお願いいたします。

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