やわらかくたたかう

2015.12.23 23:15|読書
どもです、くぼりょです。

昨日は冬至でした。

南瓜は食べましたか?
ゆず湯に入りましたか?

私は昨日は一日外出していたので
一仕事終えて帰ってから食べて入るぞ~!
と思っていたら帰宅が遅れてしまい
日付が変わってから南瓜の煮物を作って食べて
真夜中(明け方?)ゆず湯に浸かりました。

まあ、この日でなければ!というものでなく
ここらへんでちゃんとケアとかメンテナンスしときなさいよ、
という戒めもあると思うので、とにかく食べて入浴出来たのでよしとしましょう。

ケアとかメンテナンスとか出来ているかは…ゴニョゴニョ

それはさておき!
ここ最近、探していたものがよく見つかります。

誰かに貸したままで行方が分からなくなっていた漫画を
古本屋で偶然見つけたり、
書評をみて読んでみたいなあと思っていた本を
図書館の棚でタイミングよく見つけたり。

本のことばかりですね。
もちろん、年末の掃除をしていて家の中で見つけたものもありますし、
本がらみ以外のことでも嬉しいことはイロイロあったのですが
まあ今回は置いといて。

ずっと探していたのは日本橋ヨヲコの「G戦場ヘヴンズドア」2巻と3巻。
刊行されてすぐに順次買い揃え、何度も読んでいる漫画です。

この作者の漫画が大好きで
他にも何冊か持っているのですが、一番好きなのがこの漫画。
この話は漫画のこと、漫画を描く人とその周りの人たちのことを描いているのですが、
それ以外のことにも当てはまると思うので、読んでいると
熱くなったり切なくなったり、やる気が出たりします。

そういえば先日、映画の「バクマン」を観たとき、
なにかに似ている…と思ったらコレでした。
まあ、同じ「マンガを描く人たちの話」ですからね。
どちらも熱くて面白いと思います。

私が買いそろえて持っていた「G戦場ヘヴンズドア」は
誰かに貸したまま2巻と3巻が戻ってこなくて
(多分、最初は1巻だけ貸して、面白いと言ってくれたから続編を貸したと思われるのですが)
読みかえしたくても1巻しかないから買い直そうと思いつつも
少し前に発売されているものだから
新書刊を取り扱う本屋ではなかなか見つからなかったのです。

で、先日ふらりと入った古本屋で発見。
しかも探していた2巻と3巻
もちろん即購入です。

帰って読みかえして、その面白さを再確認。
私も不器用でいいからやっていこうと思いました。

それにしても。
私が貸した人も、もう誰から借りたかわかんなくなっているだろうから困るだろうなあ。
ひょっとしたら新しく1巻を買っているのかなあ。
その人も気に入って手元に置いて読みかえしてくれているといいなあ。

ちなみに。
読みたいなあと思っていて図書館で見つけた本は「居酒屋ぼったくり」
「居酒屋」なのに「ぼったくり」…すごいなあ。
でも面白かったですよ。

2015年もあとわずか。
みなさまも身体に気をつけてお過ごしくださいね。

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問題です

2015.10.25 02:16|読書
どもです、くぼりょです。

いつのまにやらハロウィンが世間に浸透していることに
いまだ戸惑っています
hello
とはいえ、せっかくなので
ハロウィンにちなんだ和菓子を買いました。
和菓子です。
八つ橋です。
甘すぎず、ちょうどよい案配でした。

さて。
ここのところアレコレ気になりすぎて
なかなかどれも進まない日々だったのですが、
ひとまず興味深いを2冊読み終えました。

「本で床は抜けるのか」西牟田靖・著(本の雑誌社)
「まんがキッチンおかわり」福田里香・著(太田出版)

一冊目はそのタイトル通り、
「本当に本で床は抜けるのか」を調べ、話を聴き、考える本。

本って気付けばどんどんたまります。
この本を置いておくならあの本も置いておきたい。
コレを捨てるのにアレは持っているのか。
いろんな葛藤を経て、悩みつつ、
とりあえず自分を納得させる…ということを繰り返します。

まあ物理的に置いておけなくなるので
ある程度の基準を設けて増やさないようにしていますが、
本好きにはちょっと考えさせられる本でした。

もう一冊は「まんがキッチン」の続編。
料理マンガを取り上げるのではなく、
普通のマンガに出てくる料理とその効果を教えてくれ、
さらにはそこからイメージを膨らませた菓子類も創っています。

ここに取り上げられているマンガ自体も面白いし、
その中で料理がどう扱われているのか、
それに気付くことによってマンガがさらに面白くなる本です。

この本(と前作の「まんがキッチン」)で「フード理論」が提唱されているのですが
とても興味深いです。
曰く、

1.善人は、フードをおいしそうに食べる
2.正体不明者は、フードを食べない
3.悪人は、フードを粗末に扱う


とのこと。
なるほどなあと納得。
今まで無意識にマンガを読んでいたけれど
言われてみれば「食」をどう扱うかによって
時代背景や登場人物の性格、心情すらも表現されるのだなあ、と感心しきりでした。

そして。
これは現実にも当てはまるのではないかと思った訳です。

ご飯をおいしそうに食べる人に悪い人はいない気がするし、
目の前で何も口にしない人は本心が見えない気もするし、
食べ物を粗末にする人はやっぱり好きになれない。

誰と、何を食べるか。あるいは食べたいか。
それはとても大切で重要なことだと思います。
それは多分、自分の気持ちも伝えている気がするから。

あなたは「誰と」「何を」「食べたい」ですか?

着られる?訊ける?

2015.07.19 23:17|読書
どもです、くぼりょです。

夏だから浴衣~!!
とうきうきしていましたが
襦袢に半襟をつけていませんでした
これをしないと大人の夏着物が着れません
という訳で、襟付けを黙々とやっていました。
ああ…7月ももう半ばを過ぎたのに。
…整えます

それはさておき。

先日、「美術、応答せよ!」という本を読みました。
森村泰昌さんの質問応答集で、
いろんな人が彼に紙上で質問し、それに応答するという内容。

モリムラさんの美術作品や著書は以前から好きだったのです。
好きの理由はうまく説明できないけれど、
彼と彼の作るものにはなんだかどうにも魅かれるのです。
だから、偶然この本を見つけた時も迷わず手に取りました。

とても面白く、刺激に、そして励みになる本でした。
いろんな方がモリムラさんに真剣に問いかけ、挑んでいるようで、
そしてモリムラさんもそれに真摯に向きあい、応えようとしていました。

ひょっとしたら私は質問者の真の意図に気付いていないのかもしれない。
あるいはモリムラさんが応えたその言葉の本意を汲み取れていないのかもしれない。
でも今の私にも腑に落ちる言葉がたくさんあり、
何度でも読みかえしたい、出来れば節目節目に読んでみたい。
そう思えました。

美術に向き合うこと、
美術を続けること、
そのために何を「選ばない」か、
そんなことも書かれていて。

そう。
「何を選ぶか」ではなく、
「”何を選ばない”ということを選ぶ」のか。
ストン、と腑に落ちることがありました。

たくさんの選択肢に囲まれてしまった今、
「何を選ぶかを決定する」よりも
「何を選ばないということを決めるのか」は
とても大事なことだと思ったのです。

あ、もちろん何かを否定している訳ではなくて、
「選ばない」ということで決まったり、
見えてくる自分の軸もあるんじゃないかと。

例えば、
自分の進路や仕事を見つけようとするとき、
「何がしたいか」ではなく
「何がしたくないか」を考えるのも手だそうです。

なるほど。
たしかに「本当にしたいこと」ってはっきり決まっている人はそうそういないと思うし、
それならば「これだけはどうしても出来ない」ってことが自分でわかっていれば
そこを避けてやりたいことを探していくと、うまく絞れそうな気がします。

もちろん「これは出来ない」「あれはイヤ」って言ってるだけじゃただの我儘ですし
「やってみたら案外向いてた♪」ということもありますが。
それでも文系さんが理系に進むにはどうにも難しいことがあるだろうし
体力自信ない人に肉体労働をオススメ出来ないですから。

自分で選び取ることは大事。
でも選ばないという選択肢も必要。

ゆらゆら揺らいで
あちこち行ったら
少しは何かわかるかも。
少しは何か変わるかも。


それにしても質問するって難しいですよね。
ひとの問いかけにちゃんと応答するのも難しいけれど、
質問するって自分の理解度・関心度(つまり自分の底の浅さ)がバレちゃいますから。
私だったら何を質問できるんだろう…
読みながらそんなことも考えて、ドキドキしたのでした

覇権愛

2015.01.31 01:54|読書
どもです、くぼりょです。
先日、辻村深月「ハケンアニメ!」を読みました。

読み始めるとページをめくる手を止めたくなくて、気付けば翌朝に。
ああ…仕事のない日でよかった…

「ハケンアニメ!」はいわゆる「お仕事小説」ですが
タイトル通り、ちょっと特殊に思えるアニメ業界を舞台にした、
でもどの業界にも共通する(と思いたい)仕事への愛を描いた物語でした。

タイトルの「ハケン」とは「覇権」のこと。
「その時期、覇権をとるアニメとは!?」ということですね。

私はアニメもわりと…いや、かなり好きなので
アニメ作品を作る監督やプロデューサーや声優やアニメーターのことが
書かれているのも嬉しかったですが
いろいろ共感できることが随所にあって
うんうん頷いたりニヤニヤしたり元気づけられたりしました。

たとえば、
とある声優が、すきな監督のアニメ作品は観たいけれど
そのオーディションに落ちたり、そもそも声がかからなかった時に
なかなか観られないジレンマに陥ることとか。

確かに。
オーディションに落ちると、観るのにすごく勇気がいります。
その作品が面白ければ面白いほど嬉しくて悔しくて。
そもそも声がかからなかったと気付いたらもっと悔しくて。

たとえば、
すきなアニメとタイアップした企画(商品やイベント、キャンペーンなど)も
アニメを知らない人が関わっていると
その作品に対して敬意が感じられない時があって
そんなときは無性に腹立たしくなるとか。

そうなんです!
「とりあえずコレ出しとけばいいんでしょ?」
みたいな風に感じられるときは本当に悔しくなります。
せっかくやるなら少しでもいい、
ちゃんと好きになってくれ!って叫びたくなります。
(いや、時々本当に叫んでいます

ちゃんと仕事をするって、
段取りやクオリティももちろん大切だけれど
「そこに敬意が感じられるか」も大事な気がします。
それが見たり聞いたりした人にもちゃんと伝わるはずだから。

「ハケンアニメ!」に出てきたひとたちは
それぞれ困ったり悩んだり、
どこか一癖あったりするけれど、
みんな仕事に対してはちゃんと向き合っている。
いいものを作ろうと思っている。
それが素敵だと思いました。

なかなか思うように出来なくて悔しいこともある。
いろんな枷があってままならない時もあるけれど。
それでも出来る限りいいものを届けられれば。
そう思います。



あ、あと。
田舎だと、かーなーり離れていても普通に会話しちゃう
という場面もありましたが
「あーそうそう。田舎の近所のばーちゃんたち
田んぼ数枚挟んで世間話してたなあ…」って思い出しました

イデンシエイガ(1)

2014.07.12 23:40|読書
どもです、くぼりょです。

気になっていた映画を観るために立誠シネマに行ってきました。
rissei.jpg
立誠シネマは京都・木屋町通りにある
元・立誠小学校の中にあるミニシアターです。
なんでもここは昔、日本で初めて映画が上映された場所だとか。
映画もよかったけど、なにより元・小学校の空間が大好きなので
校内に入るだけでテンションあがって内心うきうきしていた私

さてさてそんなこともあり。
今回はイデンシマンガならぬイデンシエイガについて書きます。
 
ありがたくもマメに
このブログをチェックしてくださっている方は
「あれ?」と思われるかもしれませんね。
 
というのもこのネタ、
イデンシマンガとしてアップしながら消しちゃったものなのです

本来は漫画が先に出ているのですが、私にとってこの作品は
漫画よりも先に劇場版アニメーションで知ったので
ならば「マンガ」というより「映画」で書くべきだろうと思ったのでした。
 
私、レトロな建物とか建造物跡とか大好きです。
  
で、
なんでそういうものがすきなんだろう。
先日それをうんうん考えてみたのですが
理由の一端は松本克洋の「AKIRA」のような気がするのです。
それも劇場版アニメーション「AKIRA」の。

ごちゃごちゃしていて生々しくて、
なのに全く嫌な感じがしなくて
なぜかわからないけれど気になって気になって
ぐいぐいぐいぐい引き込まれていくあの世界観は
今まで読んできた漫画やアニメの中にはなかったもので
まずとにかく驚かされました。

近未来の話なのになぜか懐かしくて
登場人物や設定にも不思議とリアリティがあって
それが動いて、音と声が入って。

登場人物の魅力は勿論ですが、 
煌びやかな表通りと裏路地の描き方
たくさんの機械や配管の圧迫感
子ども部屋やぬいぐるみの存在感
ひと気のない建物内の空気感
 
「とにかくすごいなあ。どきどきするなあ」
そう思いながら観ていました。
 
映画館で観て
(ひょっとしたら2回観に行って)
ビデオで何度も借りて
テレビで放送されたらそれも観て。

「AKIRA」は今でも観かえすことがあります。
やっぱり今でも面白く感じるし
昔は見過ごしていたシーンに目をとめたり
昔はわからなかった登場人物の心情に気付いたり
何度観てもすごいなあと思えます。
 
人が毎日行き交う生きた建物も
これからどんどん作られている過程を日々見られる建物も
今はもう使われずゆっくりと朽ちていく建物も
雑多で錆びついた工場群も
うねうねとのびる汚れた配管も下水道も
よくわからない理由で閉じられたヒトケのない荒れた屋上も
「リノベーション」された古民家も
かろうじて残っていた筈がある日突然光を当てられた旧跡も
過剰なゴシックも
つくられたモダンも
なぜだかふと足を止め、見入ってしまうことがあります。

そこには確かに
かつてたくさんの人やモノや想いが行き交って
床に壁に通路に回路に隙間に埃のように積もっていて
たとえ今はもう使われない動かないものでも
ちゃんとそこにあったいろんなものの記憶がみえるようで

それがとても愛おしいと思えるのです。
そんな記憶が垣間見られたようで嬉しいのです。



余談ですが
当時一緒に「AKIRA」を観に行った友人は
あの芸能山城組の音楽にハマり、サウンドトラックCDをさっそく購入。
しばらくエンドレスでそのCDをかけ続けて親に心配されたそうです。
確かに四六時中、娘の部屋から大音量で
アレがきこえてきたら…そりゃあ驚きますわなあ
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プロフィール

窪田涼子(くぼたりょうこ)

Author:窪田涼子(くぼたりょうこ)
ナレーター・司会などをしています。
本と文字を読むのが好きです。
至らぬアレですが、
どうぞよろしくお願いいたします。

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